外壁塗装の工程
塗装は単に塗るだけのという、単純な話ではありません。期間は10日から14日位です。
近隣への挨拶
塗装をするときには足場を組み立てる音、吹き付ける音や塗料の臭い、近隣に迷惑をかけることになります。そういう意味では絶対に近隣へのご挨拶は欠かせません。近隣とのトラブルのリスクを減らし工事が順調に進む可能性が高まります。
足場の設置
職人さんの命を守るために、足場の設置は非常に重要です。一般的に足場と建物の幅は60cm以上あれば足場の設置は可能です。ただ大都市などでは幅が60cm以下の住宅も少なくありません。その際には「空中越境」といってお隣の上の空中に足場をはみ出させる方法をとります。
塗装前の養生
ドアや窓、換気扇などお塗料をしない箇所、床や庭に塗料が垂れたりしないようにビニールシートで覆い、マスキングテープで留めて保護します。この作業が養生です。
高圧洗浄
外壁はチョーキング現象がおきている原因である古い塗膜、カビや藻、コケ、汚れなどを高圧洗浄で洗いな流します。外壁にはさまざまな汚れがついています。コケやカビの除去には薬品を使って落とす場合が多いようです。
下地処理
塗装工事の質の良さを左右する大きな作業です。塗装する下地をしっかりきれいにないまま塗装すると塗装がすぎに剥がれていまいます。シーリングを打ち込む際に空気が入ってしまうと1年もたたないうちに塗装にヒビがはいってしまいます。2液型は空気が入りやすいので職人さんの腕が問われます。
下塗り
下塗りは、外壁材と塗料との接着力を高め、外壁材に塗料が染み込むのを防ぐことが目的です。下塗りすることで、外壁材と塗料の接着力アップ、さらに外壁材を痛める可能性を低くするものです。下塗りは外壁塗装の基本となる重要な塗装工程なのです。
中塗り
上塗り剤の補強効果や定着効果を高めるに必要です。一般的に同じ塗料、同じ色をつかいますが、塗りの残しをチェックする為、塗った回数がわかる目的であえて違った色で塗る場合もあります。
上塗り
飴や風、汚れから外壁を守るために行います。また外壁の印象を決定付けにするものです。外壁塗装の中でもっとも重要な工程です。
点検
点検は、職人さんと一緒にしたほうがベストです。塗り残しがないか?塗りのムラがないか?必要に応じて手直しをしてもらいましょう。
足場の解体
足場の業者と塗装業者が違い場合があります。安全作業がおこなるように協力をしましょう。
工程が延びる場合
工程が延びる時期
3月~5月、9月~11月は空気が乾燥して、塗料の乾燥が早い為、スケジュール通りに作業を進められ場合がおおいです。ただ台風、長雨続く晩夏から初秋にかけて作業は伸びる場合があります。12月から2月は地方によっては雪などによって工程が延びるリスクが高まります。
汚れがひどい場合
コケやカビは高圧洗浄だけでは、なかなかとれません。コケやカビをしっかり取るにはバイオ洗剤という薬品を使って作業をします。高圧洗浄で濡らしておいて、そのごバイオ洗剤をオーラ―やスプレーなどで塗布してします。このように工程が多くなるので少しだけ延びる場合があります。